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赤ちゃんの「吐き戻し」は、基本的には生理的なものであることが多いです。ただし、心配なケースもあるので、「原因」「対応」「体重への影響」に分けて分かりやすく説明しますね。
吐き戻しの原因とは
- 胃の構造が未発達
- 赤ちゃんの胃は大人と違って、入り口(噴門)がゆるく、細い縦型なのでミルクが逆流しやすいです。
- 飲みすぎ
- 赤ちゃんは飲みたいだけ飲むので、胃に入りきらない分が腹圧で吐き戻される。
- 空気を一緒に飲む
- 哺乳時に空気を飲み込んでしまうと、ゲップの際に一緒にミルクを吐き出します。
- 体勢の影響
- ミルクの後すぐに寝かせたり、オムツ替えなどでお腹を圧迫すると吐きやすくなリます。
赤ちゃんは母乳やミルクを吐き戻しやすい胃の構造をしています!!少しの吐き戻しであれば気にしなくて大丈夫です!!
吐き戻しの対応について
- 授乳後はしばらく縦抱きで過ごす(15〜30分)
- 重力でミルクが胃に留まりやすくなり、吐き戻しを予防します。
- こまめなゲップを
- 授乳中や授乳後、背中を軽くトントンするか、さすったりしてゲップを促す。
- ミルクの角度や哺乳瓶を見直す
- 空気が入りにくいタイプの哺乳瓶や乳首を使うのもいいでしょう。また、排気口が上に向いているか、飲ませる時に乳首にミルクを満たしている角度で飲ませているか確認しながら行いましょう。
- 寝かせ方の工夫
- クッションやバスタオルを使用して、頭を少し高くして寝かせる。
- 仰向けにすると吐き戻した時に誤嚥するリスクがあるので、横向きにしてあげましょう。※横向きの際は赤ちゃんが下を向いて窒息しないように、側で見守るようにしましょう。
体重への影響
- 吐き戻しがあっても 体重が増えている場合は問題なし
- 成長曲線に沿って体重が増えていれば大丈夫です。
- 生後1ヶ月までの赤ちゃんは1日の体重増加目安は20〜30gぐらいです。
- 体重の増加が不十分で、頻繁に吐いているなら小児科受診
受診が必要な状況
- 吐いたものが緑色や赤色
- 噴水のように勢い良く吐く
- 吐き戻しが多くて体重増加不良
- 機嫌が悪く活気がない
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資格:看護師、助産師、チャイルドボディセラピスト1級、離乳食アドバイザー、幼児食アドバイザー資格取得。
BSケア研鑽中。訪問助産を開始したら予約フォームを設置いたします。
1児の母でもあります。育児のお悩みがあれば、お問い合わせください!!
NICUでは母子の愛着形成の大切さを学び、
地域に密着して母親を支えたいと思い、現在は小児科クリニックで日々奮闘しております(*´꒳`*)
親子が笑顔で過ごせる活動を行なっていきます★彡