完璧じゃなくていい|助産師ママのゆるっと離乳食ステップガイド
赤ちゃんの離乳食、どうやって進めたらいいんだろう…?
そんな風に感じていませんか?
私も育児をしながら、NICU勤務の経験や助産師としての知識がありながらも、自分の子どもの離乳食となると、不安や迷いがたくさんありました。
「これで合ってるのかな?」
「ちゃんと栄養足りてる?」
「食べてくれない…どうしよう」
そんな時に助けになったのは、“完璧じゃなくていい”というシンプルな考え方でした。
今日は、私の体験も交えながら、初期〜完了期までの「ゆるっと安心な進め方」をお伝えします。
【離乳食初期】5〜6ヶ月頃:とにかく“慣れ”が大切
この時期は“食べる練習”のスタート。
私は10倍がゆをひとさじから始めました。最初はびっくりしたような顔をしたり、口から出したり…。
でも、それで大丈夫。まだ栄養は母乳やミルクがメインです。
「スプーンを口に入れることに慣れてもらえたらOK」そんな気持ちで、のんびり構えるようにしました。
👉 ポイント:
- 10倍がゆからスタート
- アレルギーに注意して、1日1品ずつ試す
- 食べなくてもOK!「見る」「触る」も大事な経験

初めてってドキドキしますよね…私も本でたくさん調べました!
【離乳食中期】7〜8ヶ月頃:少しずつ“食べる楽しさ”を
少し食べられるようになると、「もっとあげなきゃ」と焦ることも。でも、私は子どものペースに合わせることを大切にしました。
この時期、裏ごしや刻みが面倒に感じて、私は“冷凍ストック”を活用していました。製氷皿で小分けしておけば、忙しい朝でもサッと用意できます。
あと、リッチェルの容器とうたまるごはんさんの本も活用してました♪
👉離乳食開始の目安
- 生後5〜6ヶ月である
- 首がしっかりすわり寝返りができる
- 5秒以上座れる
- スプーンを入れても舌で押し出すことが少なくなる
- 食べ物に興味をしめしたり、見るとよだれが出る
👉 ポイント:
- 舌でつぶせる柔らかさ(7倍がゆくらい)
- 食材の種類を少しずつ増やす
- 食べムラがあっても気にしない!

ベーってされても大丈夫!それも成長♪怒りはグッッッと堪えて(笑)
【離乳食後期】9〜11ヶ月頃:手づかみ食べも応援してみて
この頃になると、手で食べ物をつかみたがる時期に。
私は「汚れるのがイヤ…」と思っていましたが、思い切って“自由にやらせてみる”ことにしました。
おにぎり、スティック野菜、柔らかいおやきなどを用意して、ぐちゃぐちゃになっても「食べる練習してるんだ」と思えるように。
我が家はフローリングだったので、机や椅子の下にシートなどは敷かず、アルコールシートで拭くだけにしていました。ご自身に合った楽な片付け方法を見つけることが大事ですね。
👉 ポイント:
- 歯ぐきでつぶせる固さ(5倍がゆくらい)
- 手づかみメニューを取り入れる
- 食べる量より「意欲」が大切!

手づかみ…片付けは大変だけど、愛しい姿♡
【離乳食完了期】1歳〜1歳半頃:家族と同じ食事を目指して
ようやくここまできた!と思ったのもつかの間、うちの子は急に“好き嫌い”が出始めました。
「なんで昨日は食べたのに、今日はダメなの?」とイライラしてしまうことも…。
でも、完璧を目指すより「一緒に楽しく食べる」ことを意識すると、食卓の雰囲気が変わってきました。嫌なものは泣いて反り返られることがありましたが、食べない時は食べない。今日はパンとバナナは食べてくれたし、合格!!という気持ちでいました。
👉 ポイント:
- 軟飯や普通のごはんへ移行
- 味つけは薄味で、取り分けがラク
- 「食べてくれたこと」を喜んで声をかけてあげて

“おいしい”って顔で食べてくれた日は、とてつもない達成感!!
最後に:ママも自分を褒めてあげて
離乳食って、本当に手間も時間もかかるし、子どもが食べてくれないと凹みますよね。
私も何度も「助産師なのに、こんなこともできないの…?」と自分を責めたことがあります。
でも、どんなママもみんな初めて。
「がんばってるね」「今日もやれたね」って、ぜひ自分に言ってあげてくださいね。
子どもと一緒に、少しずつ、ゆっくりで大丈夫。
毎日がんばるあなたを、心から応援しています🌿
