産後のママ必見!!悪露はいつまで続くの？

妊娠期〜産後にかけて、お母さんの体は変化を続けます。産後は特に心身の疲労やホルモンバンランスの変化でしんどくなります。慌ただしい日々の中でも、お母さん自身の体はしっかり回復してきているのか確認していただきたいと思います。今回は悪露の変化について紹介します!!

悪露とは？

出産後に子宮から排出される分泌物のことです。血液やリンパ液、脱落した細胞の粘液などが混ざっており、子宮の回復の目安になります。

ママの子宮の回復具合を見るために大切な指標です。

いつまで続くのか？

悪露の期間と色は個人差がありますが、一般的な経過として以下のような特徴があります。

1. 初期の悪露（産後1〜3日目）
   • 色：鮮やかな赤色
   • 内容：血液が多く、粘り気が少しあります。産後すぐの段階で最も量が多く、鮮血が目立ちます。
2. 中期の悪露（産後4日〜2週間）
   • 色：赤からピンク色
   • 内容：血液の量は少しずつ減少し、赤みが薄くなります。出血の量が減るとともに、血液に混じる組織や分泌物が見られることもあります。
3. 後期の悪露（産後2週間〜6週間）
   • 色：黄色や白っぽい色
   • 内容：出血がほとんどなくなり、膿や分泌物が混じり、色が白や黄色に変わります。この時期が過ぎると、悪露はほぼ収まります。

通常、悪露は産後6週間以内に終わります。しかし、出産後の回復状況や個人差により多少前後することがあります。もし悪露の量が急に増えたり、匂いが強くなったり、発熱や痛みを伴ったりする場合は、感染症などの可能性があるため、早めに産婦人科で相談することが大切です。

受診の目安

悪露が続いている間に異常を感じた場合、受診をすることが大切です。受診の目安は以下のような症状が見られる場合です。

1. 悪露の量が急激に増える
   • 産後数日経過した後、急に悪露の量が増えたり、大量の血が出てきた場合は、子宮の収縮が不十分な場合や出血が止まらない可能性があります。
2. 悪露の色が異常
   • 通常、悪露は時間が経過するにつれて色が赤からピンク、そして黄色や白に変わりますが、悪露の色が異常に暗い色（例えば、黒っぽい）や緑色、または鮮血のまま変化しない場合は、感染などの問題が潜む可能性があります。
3. 悪露の匂いが強い、または不快
   • 普通、悪露にはある程度の匂いがありますが、強い腐敗臭や異常な匂いがする場合、感染症の可能性が考えられます。
4. 発熱や寒気
   • 悪露とともに発熱（38度以上）がある場合、子宮内で感染が起きている可能性があります。この場合は早急に受診が必要です。
5. 下腹部や会陰部の激しい痛み
   • 産後の痛みは一般的ですが、強い痛みや違和感が続く場合、子宮内に残った組織が原因となっている可能性があります。痛みがひどくなったり、治まらなかったりする場合は受診が必要です。
6. 悪露が長期間続く
   • 通常、悪露は産後6週間以内に終わります。もしそれ以上に悪露が続く場合や、改善が見られない場合、何らかの異常があるかもしれません。

これらの症状に該当する場合、早めに産婦人科を受診し、医師の判断を仰ぐことが大切です。出産後の体調は人それぞれ異なりますが、異常を感じた場合は無理せず相談することが重要です。

まとめ

いかがでしたか？出産後は慣れない育児に追われ、睡眠不足になったり自分の体に気を使うことも難しくなります。しかし、ママが倒れてしまうと大切な赤ちゃんも守れなくなってしまうので、自分自身のことを大切にして体の変化もしっかり見てあげてくださいね(*´꒳`*)

たむ

助産師　

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資格：看護師、助産師、チャイルドボディセラピスト１級、離乳食アドバイザー、幼児食アドバイザー資格取得。
BSケア研鑽中。訪問助産を開始したら予約フォームを設置いたします。
1児の母でもあります。育児のお悩みがあれば、お問い合わせください!!
NICUでは母子の愛着形成の大切さを学び、
地域に密着して母親を支えたいと思い、現在は小児科クリニックで日々奮闘しております(*´꒳`*)
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